■失楽園14 「罪と罰」




 ピシィッーーーーーッ!

「ッーーーーーー!!」
真空を超えた音が、部屋に響いた
打たれた背中が、焼ける様に熱い

「っー…ん!んふ…ーっ!」
痛みに身をよじれば、手首の鎖がチャリチャリと音を立てて、肌に食い込んでくる。

「痛いかい?アルベルト」

ピシャリッーーーッ!!
取り戻しかけた意識が、痛みによってまた白紙に戻された。
「んぅんーーーッ!ふっー…!」
鎖を柱に留めた金具はキイキイと音を立てるだけで、あと何度痛みに身をよじり全体重を預けても、外れることはないだろう。
それとは対照的に足先は、不安定に大地を撫でる程度しか触れておらず…
つまりは床に爪先が触れるか触れないかの状態で、ほぼ全体重を輪状の金具に手首を食い込ませる形で支えていた。
「痛いだろうねぇ」
そんな不安定なバランスを保った身体に当てられたセルの手に、力が入った。
ギシ…
「ッーーーッ!んんんんんーーッ!」
身体全体が大きく右に揺れ、爪先は床から離れ、全体重が生身の手首にかかった。
肉と骨を引きちぎられる様な痛みに、悲鳴よりも先に、涙が零れた。
ギィ…ギィ…
反復する揺れの一つ一つに、歯を食いしばり耐えた。
「でも分かってるよね?受けるべき当然の報いだって」

ピシャリッーーーーーーッ!

「っーーーーー!!」
パタタッ
背中に滲んだ血が、床に数滴流れ落ちた。
轡を外され、荒い息と、噛みしめて血の滲んだ唇が露わにされた。

「ハッ…ハッ…ハッ…ハッ…」

「……………。」



笑みを頌えた男。その目には、わしが映っているのだろうかー?



「ハッ…、セ、ルッ…!すまな…ぃ…許し…」
ピシャンッーーーーーーッ!!
「っぐああああぁ!!」
空を切る鞭の目標が変わり、真新しい一文字が脚に描かれた。
「そうだね、君は謝るべきだね」
「ッーー…!」
「でもこのくらいじゃ…足りないでしょ?」

ピシャリッーーーーーーッ!
声が掠れる。頭が、何も考えられなくなる。
「せっかく今日は時間があるから、たくさん相手をしてあげようと思ったのに…」
全身が焼けるような痛みに、もうどこを打たれているのかもわからない。
「そのまま続けて」


滲んだ世界で、最後にセルの背中が見えた気がした。

















■失楽園15 「檻の中」






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(微妙に文章と異なります)




































■失楽園15 「檻の中」














痛(つ)身 と ×

お仕置きターンのアルタン^ω^
痛々しいアルタン苦手な方注意らねって今更言ってもスローリー^p^
みみずばれバンザイ大好き(^P^)
でも昔からウマく描けなくてしょんぬり(´P`)
あの、僅かに血が滲んで肉がぷっくりと膨らんだ、火がついた様にいつまでもジワジワ痛みが続き、触れると反り返り声を漏らさずにはいられない、みみずばれが大好き。
最初からイワンがアルタンの事鞭でペシペシしてたんだお(^ω^)
この世界の設定ではイワンはセルに仕えててるんだお!
でも現実でのGR世界では絶対仲悪いよね!!!!!!
特にイワンがセルにメラメラ!!!!!!!!!!
大切な大切なアルタン様にえっちなこと教えやがってしやがって。でもアルタン様が好いているから消せないグギギ…みたいな^^
セルはイワンほどメラメラしてないけどなんか必要以上にベタベタするなよ何風呂一緒に入ってんだよちょっ!どこ拭いてんの!いつも一緒にいるとかズルイズルイー!!プンプン!みたいな。
そんないがみ合ってる二人だけど、アルのピンチとくれば力を合わせるよ!(要必要時のみ)
それでも隙有らば相手を殺そうと落としいれ考えてるお!^^^^^^^^
ちなみにヒッツを取り合うレッドと残月は死んでも力を合わせません^^^^^^^^^^
ヒィッツのピンチか!じゃあコイツを始末してから行くぜ!!みたいな^^

今イワ×アルも真剣に妄想中。。。。。なんか切なくて病的なの描きたい。でぃぺんでんすいんそむにあむにゃむにゃ…。

また少し絵描きたい。ちなみに文章と絵が微妙に違うのは雰囲気重視だからですって言うかただ単に文章で表せないからだよ!!!!!!!!!!!!!ウワーン!!
画像と文章の違い
→鞭の種類(馬上鞭or一本鞭)
→紅茶ぶっかけたりーなど。

久々の絵のターン(色が黄色いのは、クリーム色の紙に描いたからです…なんという/(^p^)\)