■失楽園５ 「楽園」
立ち塞がる、黒い壁、ドア。
インターホンを押して流れる機械音は中に居る主人を呼び出して尋ね人の声をねだる
「よぉ…―…」
結局、いつもどうりこの時間に足を運んじまった。
いや、正確に言えばいつもよりも10分も早い。
「…入れ」
中の主人は不機嫌そうに、いや、いつもどおりな不機嫌そうな口調で、俺を招き入れる
ドアは開いている
中に住む黒い魔女
俺はそこに侵入する旅人
底なし沼に、足を取られなければ、俺の勝ち
飲み込まれてしまっても
きっと
勝ち
『 楽園 』
「いつもより早いではないか―…」
魔女は後姿で答える
「まだ何も用意していないぞ」
髪を掻き揚げる指
魔女は黒いドレスに着替えて、宴の準備を始める
「…黙っていたければそれでもかまわん」
横を通り過ぎようとするその黒い魔女の羽を 掴んでみた
「ｯ!―……」
一瞬身を強張らせた黒い蝶は、静かに俺の腕にとまる
「また、か―?」
「…またってなんだよ…」
「わしがキサマに質問しているのだ」
「知らねぇよ…」
掴んだ手を振り払われた
「ふざけるな!」
蝶は―…
蝶の羽は優しく掴まなきゃイケネェって
昔誰かが言っていた
だけど
逃げられたんじゃ意味がねぇんだよ
羽を掴むのは 捕まえる為 その羽で
もう二度と自由に飛ばないように―…
逃げられないように―…
力を込めて、握りつぶした
「ぐっああぁｯ―――ッ!!」
羽の軋む音
俺は掴んだ羽を離したりしない!
俺はアルベルトの腕を握ったまま側にあったソファーに押し倒した
「離せっ!馬鹿者!痛いだろうっ…!」
一つ…ボタンを外していく 一つ…また一つ…
「言っている意味が分からんのか!?キサマッ…」
おかしいな…昨日の蝶は…こんなに鳴かなかったのに―…
「クッ…したいならするがいいっ!しかしッ納得がいかないｯｯ!!」
「何故貴様がｯそんな顔をする!戴宗ｫ!」
蝶は―…魔女は―…アルベルトは―…
震えながら泣いていた。
きっと、俺も、そんな顔をしていたのだろう
「いつも…貴様は勝手ばかりして…なのに…」
「したいならしろ!したくないならするな!」
「ッ…キサマは…一体何がしたい!?わしを…どうしたいのだ!?」
「勝手に…わしの中に入ってきたくせに…わしを傷つけたいのか?」
俺は…おっさんを傷つけたかったのか? いや―…
「傷つけたいのなら…それなら…そんな顔をするなッ!!」
俺は、おっさんを―…
蝶は―キレイな花にとまるという―…
この蝶は果たして 俺にとまるだろうか―?
そっとキスをしてみた
唇に…触れるか触れないか。おっさんの、まつげがくすぐったい
「…訳が分からない…」
「…俺もワカンネェ…」
「ハァッ!?貴様がわからないとはどういうことだ!!
キサマがこの状況を作り出したのだろう!!!??」
「んなっ…そんなこといったって俺もマジでわかんねぇんだよ!
それにおっさんが羽をちらつかせるからこんな状況になっちまったんだろぉ!?」
「羽ぇ!?キサマッ…前からおかしいとは思ってはいたがっ…!」
「違っ…あーもうそれでいい。とりあえず、逃げるな!」
「？…何を言って…」
「も、おっさんは俺が捕まえたからな!だから俺のモンだ!」
「！俺の物って…キサマそれではまるでわしを手に入れたいみたいだぞ?」ﾌﾟｯｸｽｸｽww
「それでいいそれでいい」ﾌﾟｯｸｸｸ…
ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ…
飛べない―…
自由に飛べない籠の中の蝶の羽をむしるなんて、酷いと思うか?
だけどよぉ俺が手に入れるためには、蝶を籠から引きずり出す為には、キレイな羽が大き過ぎたんだよ
あいつに…
餌をたらふく与えたまんま、別の蝶探しに行ってるあいつなんかに…
もったいねぇじゃねぇか
「で、貴様は本気でわしを捕まえたと思っているのか?」
「あぁ、だって今お前は俺の腕の中にいるだろ 何処にも逃げずに…」
「逃げられなくしたのは貴様だ…」
昨日の―…昨日のキスとは、大違いだ。
たとえ、たとえ俺の一時の我が儘で終わるかもしれないー…
だけど、今は、ココにいる。俺の手の中に。
コレはただの嫉妬心から―?
あぁ楽園は、蝶の羽に包まれて存在した
おろかな旅人を飲み込んで―…
■失楽園６ 「授業参観」
羽をむしりたい戴宗さんの話。
くそっ家族の話が出てこない!!せっかくの不倫モノは家族がいる後ろめたさがイイのに!!背徳感!
しかしもう二人の世界なのだろうか?wwwwww
愛ってわかんないものさ何したいのかも分からなかったりするさ(言い訳?)
戴宗さん混乱気味。
あーアルﾀﾝの方もちゃんと家族の事考えて絡めたい。
なんかさー前のゆれるとかで戴宗押し倒しちゃってアルベルト何にも言わないのはちょっと思ってたのと違くなっちゃって…
明るい戴宗さんベースでニャハニャハアルﾀﾝが戴宗さんに流されていくっていうのが主流なんだけど…
でもしっとり暗く、アンダーな感じで不倫ってモノをさぁ!
なんか、なし崩しに、どちらからとも言わずに肌を重ねるっていうの……
いいなぁあああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!＞＜ｸ〜〜〜〜〜〜ｯ!
んー失楽園はキャラが定まらないのが難点。
どっちかに絞ってちゃんと書きたい。
でも書くならキチンとまとめて発表したい。
ﾊｧﾊｧ雄蝶夫人雄蝶夫人wwwwwww
ちょうちょにﾁｭｰするお
折れた羽じゃ飛べない
蝶なんて、体の9割が羽なのにね
立ち塞がる、黒い壁、ドア。
インターホンを押して流れる機械音は中に居る主人を呼び出して尋ね人の声をねだる
「よぉ…―…」
結局、いつもどうりこの時間に足を運んじまった。
いや、正確に言えばいつもよりも10分も早い。
「…入れ」
中の主人は不機嫌そうに、いや、いつもどおりな不機嫌そうな口調で、俺を招き入れる
ドアは開いている
中に住む黒い魔女
俺はそこに侵入する旅人
底なし沼に、足を取られなければ、俺の勝ち
飲み込まれてしまっても
きっと
勝ち
『 楽園 』
「いつもより早いではないか―…」
魔女は後姿で答える
「まだ何も用意していないぞ」
髪を掻き揚げる指
魔女は黒いドレスに着替えて、宴の準備を始める
「…黙っていたければそれでもかまわん」
横を通り過ぎようとするその黒い魔女の羽を 掴んでみた
「ｯ!―……」
一瞬身を強張らせた黒い蝶は、静かに俺の腕にとまる
「また、か―?」
「…またってなんだよ…」
「わしがキサマに質問しているのだ」
「知らねぇよ…」
掴んだ手を振り払われた
「ふざけるな!」
蝶は―…
蝶の羽は優しく掴まなきゃイケネェって
昔誰かが言っていた
だけど
逃げられたんじゃ意味がねぇんだよ
羽を掴むのは 捕まえる為 その羽で
もう二度と自由に飛ばないように―…
逃げられないように―…
力を込めて、握りつぶした
「ぐっああぁｯ―――ッ!!」
羽の軋む音
俺は掴んだ羽を離したりしない!
俺はアルベルトの腕を握ったまま側にあったソファーに押し倒した
「離せっ!馬鹿者!痛いだろうっ…!」
一つ…ボタンを外していく 一つ…また一つ…
「言っている意味が分からんのか!?キサマッ…」
おかしいな…昨日の蝶は…こんなに鳴かなかったのに―…
「クッ…したいならするがいいっ!しかしッ納得がいかないｯｯ!!」
「何故貴様がｯそんな顔をする!戴宗ｫ!」
蝶は―…魔女は―…アルベルトは―…
震えながら泣いていた。
きっと、俺も、そんな顔をしていたのだろう
「いつも…貴様は勝手ばかりして…なのに…」
「したいならしろ!したくないならするな!」
「ッ…キサマは…一体何がしたい!?わしを…どうしたいのだ!?」
「勝手に…わしの中に入ってきたくせに…わしを傷つけたいのか?」
俺は…おっさんを傷つけたかったのか? いや―…
「傷つけたいのなら…それなら…そんな顔をするなッ!!」
俺は、おっさんを―…
蝶は―キレイな花にとまるという―…
この蝶は果たして 俺にとまるだろうか―?
そっとキスをしてみた
唇に…触れるか触れないか。おっさんの、まつげがくすぐったい
「…訳が分からない…」
「…俺もワカンネェ…」
「ハァッ!?貴様がわからないとはどういうことだ!!
キサマがこの状況を作り出したのだろう!!!??」
「んなっ…そんなこといったって俺もマジでわかんねぇんだよ!
それにおっさんが羽をちらつかせるからこんな状況になっちまったんだろぉ!?」
「羽ぇ!?キサマッ…前からおかしいとは思ってはいたがっ…!」
「違っ…あーもうそれでいい。とりあえず、逃げるな!」
「？…何を言って…」
「も、おっさんは俺が捕まえたからな!だから俺のモンだ!」
「！俺の物って…キサマそれではまるでわしを手に入れたいみたいだぞ?」ﾌﾟｯｸｽｸｽww
「それでいいそれでいい」ﾌﾟｯｸｸｸ…
ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ…
飛べない―…
自由に飛べない籠の中の蝶の羽をむしるなんて、酷いと思うか?
だけどよぉ俺が手に入れるためには、蝶を籠から引きずり出す為には、キレイな羽が大き過ぎたんだよ
あいつに…
餌をたらふく与えたまんま、別の蝶探しに行ってるあいつなんかに…
もったいねぇじゃねぇか
「で、貴様は本気でわしを捕まえたと思っているのか?」
「あぁ、だって今お前は俺の腕の中にいるだろ 何処にも逃げずに…」
「逃げられなくしたのは貴様だ…」
昨日の―…昨日のキスとは、大違いだ。
たとえ、たとえ俺の一時の我が儘で終わるかもしれないー…
だけど、今は、ココにいる。俺の手の中に。
コレはただの嫉妬心から―?
あぁ楽園は、蝶の羽に包まれて存在した
おろかな旅人を飲み込んで―…
■失楽園６ 「授業参観」
くそっ家族の話が出てこない!!せっかくの不倫モノは家族がいる後ろめたさがイイのに!!背徳感!
しかしもう二人の世界なのだろうか?wwwwww
愛ってわかんないものさ何したいのかも分からなかったりするさ(言い訳?)
戴宗さん混乱気味。
あーアルﾀﾝの方もちゃんと家族の事考えて絡めたい。
なんかさー前のゆれるとかで戴宗押し倒しちゃってアルベルト何にも言わないのはちょっと思ってたのと違くなっちゃって…
明るい戴宗さんベースでニャハニャハアルﾀﾝが戴宗さんに流されていくっていうのが主流なんだけど…
でもしっとり暗く、アンダーな感じで不倫ってモノをさぁ!
なんか、なし崩しに、どちらからとも言わずに肌を重ねるっていうの……
いいなぁあああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!＞＜ｸ〜〜〜〜〜〜ｯ!
んー失楽園はキャラが定まらないのが難点。
どっちかに絞ってちゃんと書きたい。
でも書くならキチンとまとめて発表したい。